6/21『折れた剣』
参加PC:ブリジット、ボナパルト、リューネ、ロボ突然電波を受信したので、さっくり一日半でシナリオ完成。いつも設定でごてごてするので、シンプルな選択系にしたいなという気持ちもありまして。
でも応募期間はもうちょっとあった方がアンケートは引き出しやすいよなあ。反省はしているが後悔はしていない。
短時間で集中したおかげもあってか、かなり入り込んでGMできました。NPCそれぞれに感情移入して泣きそうになってたし……(笑)
特に、アルダーが剣を取り落とす場面では本当に泣いてました。
話の展開の中で、これを選んだ場合の未来〜 というのをほぼ引き出せてもらえたので、スムーズに選択に入れたと思います。
復讐を肯定してグリューンを殺させた場合、フェリスはよほどケアがなければダークナイトに走る→この未来図を踏まえた上で、アルダーにそれを突き付けると、彼の結論としては「そうなるならフェリスも殺す」ということになる。
ここまで引き出されちゃったので、天秤がフェリス中心に傾いた感はありますが。この問題に対してリアクションしなければこうなる、というのを事前に情報収集しきってもらえたのは良かったと思います。
復讐をただ否定して、グリューンを殺させない選択をすると、アルダーは自決する予定でしたが、その可能性もかなり早く感じ取ってもらえたようで。
一方を選びながらも、もう一方が失うものをしっかり考えてもらえたので嬉しい。
とてもGM冥利に尽きるセッションでした。ありがとうございました!
恒例〜あなたならどうする?〜
- フレッド「蛮族は敵だよ、それは変わらない。そうでなくても、彼のしたことは永遠に消えない。でも、時間の猶予を与えてもいいんじゃないかな。とりあえず、彼女が成人するまでは」
- 五年後に片付けにこよう宣言。
- 本人は中立なつもり。
- レンデ「……子供には親が必要よ? 少なくとも、子供であるうちはね。その子から父親を奪うというならば、私は貴方の敵に回るわ」
- 明確にフェリス側。
- アルダーと戦うことも辞さなかったでしょう。
- アーニティ「……あなたの復讐は否定できません。ただ、僕にはこの子の居場所は奪えない」
- とりあえずフェリス側。
- アルダーには頼みこむしかできないかなあ。
- ルッツィー「そりゃ、許せない、のはわかるよ。でも、それって、後悔、じゃないのかな。……失うのは痛くても、奪った相手のことなんて、ほんとはどうでもいいじゃん」
- 心情はアルダー寄りながら、復讐を否定する方向っぽい。
- ユーカ「蛮族である以上、害がないとは言い切れないんだよねえ。でも、ほら。蛮族の中でも、認められるために戦ってきたんだろう? それなら、人族の中でも同じことをやってもいいと思うね。まあ、過去のことはちょっとだけ隠したほうがいいけれどねー」
- グリューン寄り。蛮族の知識を人族に伝えてほしいと持ちかけます。
- 現実的なようでひどい楽観論である。
- レウィル「復讐を完遂するなら、その子を何らかの形で犠牲にしなきゃならない。このカードが切られた時点で、あなたの心の平穏という勝利条件を満たせるルートは消滅した。だったらもう、どちらを選んでも同じだ。それなら、この子の未来を預けてくれませんか」
- 一応、グリューンとフェリスは引き離すことを条件にしそうではあります。面会の自由は確保した上で。
イシュは言いたいことだけ言って選択放棄ルートっぽい……。グリューン親子には関心が薄いし、アルダーにももう一つ寄り切れないところがあって。
クロエ・マリエル・ユスト・セッテ・ニミュエはちょっとシミュレートが及ばない。
クロエは結局フェリス寄りに行きそうではあるんですが、そこまで行くのにATフィールドが分厚い……(笑)
マリエルはシミュレートしようとしたら「まじかる☆復讐!」って言い出したので考えるのをやめた。
ユストは普段ならわかりやすいんだけど、蛮族への復讐はクリティカルだからなあ。
セッテはセッテで、何かを失った人に対しては敏感だったりするので。自分には失うものがないからこそ、というか。
ニミュエさんはほんとにシミュレートが効かない(笑)ニミュエさんと一緒にライフォスの御前に立ってみないと……
こう、一通り自分でシミュレートしてまとめてみても、やっぱり一人一人じゃ「良い解決」に至るのは難しかっただろうなと思います。
選択系はPCそれぞれの選択が尊重されるセッションであり、どれを選んでも失敗ということにはならない。
セッションとしてはそうなのですが、PLとしては「より良い解決」を求めたいものだと思います。
全員で議論して、「より良い解決」を模索してもらえるのもまた嬉しい。
楽しいよ選択系GM! 私も参加したいよ! RP系でもいいよ! 選択系RP系のセッション増えろ!(笑)あ、でも戦闘も好きだよ!(笑)